こんにちは、くうこです
今回はブライドルレザーの特徴とお手入れ方法について解説していきます。
ブライドルレザーは高級感が漂う堅牢な皮革ですが、その気品さ溢れるスタイリッシュな見た目に心を奪われてしまった方も多いはず。
実は私もココマイスターのブライドルレザーを愛用しています。
せん越ながら、実際にブライドルレザーを愛用している私が詳しくご紹介していきます。
ブライドルレザーとは
ブライドルレザーはイギリスで1000年以上も前から馬具用として貴族たちに愛されてきました。
『ブライドル』とは『馬や家畜に手綱を付けるための装具』のことです。
人の命を守る馬具用に開発されたブライドルレザーは、手作業で繊維の間にロウを練りこむようにして染み込ませ、何倍もの強度を作り出しています。
革の表面に白い粉のようなものが見えますが、これは革に染み込ませたロウが出てきたものです。
表面のロウは使用していくうちに深い光沢へと変化し、まるで一皮むけたような高級感と堅牢感は見るものを圧倒します。
重厚でありながら上品な風合いはビジネスシーンで大活躍します
ブライドルレザーの主な特徴6つ
- 上品で高級感がある
- 新品時は表面に白い粉(ブルーム)が浮き出ている
- 使うほどに艶と重厚感が増す
- 大変硬派で丈夫
- 水に強い
- 経年変化も存分に楽しめる
では一つずつ詳しく解説します。
1、上品で高級感がある
ブライドルレザーが多くの方に支持されている理由は、その圧倒的な高級感と重厚感です。
ナチュラルレザーはどうしてもクラフト感が出てしまい、フォーマルな雰囲気での場にふさわしくないこともあります。むしろそこがナチュラルレザーの良い所でもありますがビジネスシーンで使うなら高級感のある方が好まれます。
例えばブライドルレザーはその硬派で気品あふれる表情から、フォーマル感や上品さを兼ね備え、ビジネスシーンやパーティーで圧倒的な存在感を放ちます。
とにかくスーツに良く映えるので、財布、名刺入れ、ダレスバッグなどの小物アイテムがビジネスマンに人気です。
ブライドルレザーを使っている男性は知的でカッコいいです
ビジネスシーンで出来る男を演出し、持つものを格上げしてくれる高級感溢れる皮革です。
2、新品時は表面にブルームが浮き出ている
革の表面に浮き出ている白い粉は本物のブライドルレザーの証。
ブライドルレザーにはロウが練りこまれていますが、そのロウが白い粉(ブルーム)です。
ブルームは使うことで自然と消え、深い光沢を放ちます。
ブルーム=ブライドルレザーではない
ブライドルレザーはブライドル風な革を含めれば1万種類以上はあります。
しかし近年『ロウが出てればブライドルレザー』という流れが来ていますが、本物のブライドルレザーは大変希少です。
何をもって本物と言うのか定義は難しいのですが、騙されてブライドル風の商品を買わされない為にもしっかりと信頼できる販売店か見極めることが大切です。
3、使うほどに艶と重厚感が増す
一般的なレザーは使うほどに古びてそれが良い味となっていきますが、ブライドルレザーは使うほどに深みのある艶や重厚感が生まれます。
故に、上品で気品溢れる表情をいつまでも楽しめます。
4、大変硬派で丈夫
ブライドルレザーはとにかく丈夫で長持ちします。
元々は馬具用として開発された為、とっても耐久性があり硬い皮革です。
適切なお手入れと気遣いで、10年、20年と末永く愛用できます。
5、水に強い
繊維の間にしっかりとロウが練りこまれているので水に強い革と言えます。
馬具用に開発されたブライドルレザーは雨の多いイギリスの気候や馬の汗、唾液で革の強度が弱くなるのを防ぐためにロウが練りこまれています。
そうは言ってもやっぱり革は革。
財布や鞄などファッションとして楽しむ場合は水シミや汚れを防ぐためにも防水スプレーを使用することをおすすめします。
6、経年変化も存分に楽しめる
ブライドルレザーは使い込むことで徐々にあめ色へと経年変化し深みのある光沢を放ちます。
丈夫で耐久性にすぐれた革なので、一生飽きることなく経年変化を思う存分堪能できます。
まさに一生を共にする相棒に相応しい皮革です
ブライドルレザーのお手入れ方法
高級なブライドルレザーを間違ったメンテナンス方法で台無しにしたくないですよね。
と言っても、ブライドルレザーは実はとってもお手入れが楽な皮革なんです。
故に忙しいビジネスマンや、お手入れが苦手な方にもおすすめです。
毎日使うことがメンテナンスになる
上記写真は私がいつも愛用しているココマイスターの【ブライドル・グランドコインパース】です。
こちら愛用歴10年目ですが、一度もお手入れをしたことがありません!
こんなに艶々輝いているのに、お手入れしたことがないんですよ♪
ブライドルレザーは基本乾拭きのみで大丈夫です。
使用することで革に染み込んでいるロウが出てきて表面をコーティングするので、毎日使うことがメンテナンスになります。
もし長年の使用で徐々に表面が乾燥しはじめたら【コロニル・シュプリームクリーム】などの皮革用クリームで油分を補給してあげましょう。
防水スプレーで雨ジミや汚れを防ごう
ブライドルレザーは水に強い革ではありますが、水に濡れたらシミができたり、湿気か溜まってカビも発生します。
それを防ぐためにも防水スプレーをすることをおすすめします。
防水しておくことでシミはもちろん汚れも防いでくれるのでお手入れが楽になります。
防水スプレーはフッ素系の【コロニル・ウォーターストップ】がおすすめです。革を傷めず、素材感を維持したまま防水できます。
革表面にロウが浮き出ている状態の時は、乾拭きでロウを革に擦り込んでから防水スプレーをしてください。 そのまま防水スプレーをかけると白い皮膜が残る場合があります。 白い皮膜になった場合は、同じく乾拭きすれば目立たなくなります。また手に取り使用することで徐々に取れていくので安心してください。
ブライドルレザーまとめ
ブライドルレザーは一生の使用にも耐えられるほど丈夫な皮革です。
また使うほどに深みのある光沢を放ち経年変化を思う存分楽しめるところが魅力的です。
毎日使うことが最大のメンテナンスになるので、たくさん愛用しましょう♪
もちろんカサつきを感じたらオイル補給させてあげてくださいね!
使うほどに自分色へと変化していく日々をぜひ、ブライドルレザーで堪能してみてください。