こんにちは、くうこです
ちまたでは『カクノは乾きやすい』と言われていますが、だいたいどのくらいでドライアップしてしまうのか気になりますよね。
前回こちらの【カクノは乾きやすいって本当?1ヵ月放置してみた結果…なんとインクが出ました!】で1ヵ月ならギリギリドライアップしなかった話をしましたが、
今回は2カ月間放置したらどうなるかを検証しました!
まず結果から言うと、
2カ月間放置した結果
- ドライアップした
- インクがかなり蒸発していた
- ドライアップしたけど水洗いは不要だった
って感じです。
個人的には新品だったカートリッジインキがほぼ蒸発してなくなっていたことに大変驚きました(;^ω^)
それでは詳しく解説していきます。
万年筆のカクノを2カ月間放置してみた
今回検証に使ったのはこちらの万年筆です。
3種類のカクノで検証しました。
湿気や気温が高い時期に検証!
検証するならやっぱり夏かなと。
日本の夏は暑いので、この湿気が多くて気温が高くなる時期に検証してみました。
これがまた秋や冬だったら違う結果になっていたかもしれませんが、そこはご了承ください。
またカクノ自体にも個体差があるので、あくまでも私の持っているカクノでの検証結果になります。
それでは実際にどんな感じにドライアップしたのか見ていきましょう。
カクノMを2カ月放置した結果
コピー用紙に書いてみました!
なんと!Mサイズはインクが出ました!!
最初こそインクが途切れ途切れになって『これはドライアップしちゃったかな?』と思いましたが、すぐにインクがサラサラと出てきてくれました。
とっても嬉しかったです!
ただし、多少ドライアップしていたので2カ月放置するのは危険だなって感じました。
カクノFを2カ月放置した結果
続いてFサイズですが、残念なことにドライアップしちゃいました!
何度も紙の上を走らせてもインクは全く出ませんでした。
これはお手入れが必要かな……なんて思っていましたが、
試しにペン先をティッシュに当てて線を引くように数回書いてみたところ、インクが出てくれました!!
めちゃくちゃ嬉しいです!!
ドライアップしちゃいましたが、お手入れせずにまた書けるようになりました♪
この方法だとペン先にティッシュの繊維が絡まってしまう恐れが十分ありますので、個人的にはおすすめしません。
私は自己責任の元やっております
ネットで調べてみたところ、ウェットティッシュや手ぬぐいなら繊維が絡まる心配がないみたいです。
カクノEFを2カ月放置した結果
一番線幅が狭いEFサイズもドライアップしちゃってました。
紙にまったくインクが出てくれません。
F(細字)が出ないのだから、EF(極細字)も出なくて当然ですよね。
EFの場合はティッシュに当ててもインクがでなかったのでペン先を少し水に浸けてみることにしました。
水につけた瞬間インクが流れ出しました!
完全にドライアップしちゃってたので体感としては3秒ほど水に浸けました。
そしてコピー用紙に書けるか試してみたところ、無事にインクが出てくれました!
簡単なお手入れ方法でドライアップが解消されて嬉しです!!
ドライアップさせないのが1番良いので、カクノはやっぱり1ヵ月前後を目途に定期的に使ってあげるのが良さそうですね^^
インクの濃度の変化も検証してみた結果…
2カ月放置するとインクの濃度にどのくらい変化があるのかも気になったのでついでに検証してみました。
私には2カ月間放置した方がインクが濃くなっているように見えます!
2カ月前に書いた文字は暗い場所で保管していたので褪色したとは考えにくく、例え多少なりとも褪色していたとしても、やっぱり2カ月後の方がインクが濃く出ているように感じました。
しかもまだインクが沢山入っていると思っていたのにEFサイズのインクが終わってしまいました。
何か嫌な予感がして急いでFサイズのカートリッジインキも確かめてみると、なんとほぼインクが空っぽになっていました。
このカートリッジインキは2カ月間放置する直前に開封して少し試し書きした程度だったのでまだまだインクがたっぷり入っている状態でしたが、現在はほぼ蒸発して消え去っています。
インクってこんなに蒸発しやすいんですね!知りませんでした!
本当にビックリしました。
また一つ勉強になりました^^
まとめ
カクノを2カ月間放置した結果
- ドライアップした
- インクが蒸発して濃度が濃くなった
カクノは2カ月放置したらドライアップしちゃいましたが、簡単なお手入れでまた書けるようになって良かったです。
本当は分解して水洗いするのが1番良かったのかもしれませんが、ちょっと忙しくてそこまで手が回らなかったです^^;
何はともあれ、やっぱり大切な万年筆は定期的に愛用した方が良さそうですね。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
以下の記事もおすすめです
それではまた次回(^^)/