
こんにちは!万年筆初心者のくうこです
先日ふと地元の文房具屋さんに行ったところ、ちょうどセール期間中だったので前々から気になっていたPILOTの万年筆KAKUNOを買ってきました。
ご親切に万年筆の隣にコンバーターも置かれていたので『CON-40万年筆用コンバーター』もセットで買ってきました。
万年筆初心者の私にも本当に簡単に使えるのか実際に試してみたいと思います。
PILOT万年筆カクノ&コンバーターをレビュー


PILOTから発売されているエントリーモデルの万年筆カクノは子どもから大人まで楽しめる初心者向きの万年筆です。
その可愛らしく親しみやすいデザインから『グッドデザイン賞』『キッズデザイン賞』を受賞。
ちょっと気難しくて敷居が高い印象の万年筆ですが、カクノは1,100円とお手頃な価格で始められるので万年筆デビューにおすすめの1本です。
カクノの特徴&詳細
- 【製品名】カクノ
- 【品番】FKA-1SR
- 【価格】1,100円(税抜価格 1,000円)
- 【サイズ】最大径φ 16.0mm 全長 131mm
- 【ペン先】特殊合金
- 【ペン種】EF(極細字)・F(細字)・M(中字)※黒軸はF・Mのみ
- 【軸・キャップ】リサイクル樹脂
- 【適合コンバーター】CON-40 ※カートリッジインキもご使用可能
私が購入したのはEF(極細字)


カラーラインナップは全11種類ありますが、私が選んだのはソフトブルーのEFサイズです。
白軸のソフトピンク、ソフトブルー、ソフトバイオレット、ソフトイエローとクリアタイプのノンカラーにはEF(極細字)ニブがあります。
黒軸タイプはF(細字)とM(中字)の2種類しかないので、極細字が欲しい方は白軸かクリアタイプを選びましょう。
カクノに使えるコンバーターはCON-40


カクノに対応しているコンバーターは【スクリュータイプ (CON-40)】です。
私の場合はカクノのすぐ隣にCON-40が置いてあったので迷わず購入することができました。
カクノはカートリッジインキとコンバーター両方使える所が好きです!
ポイント!
新型のカクノは「CON-70(定価770円)」と言うコンバーターも使えます。ただし、メーカー推奨ではない上に価格が少々高いので初心者さんはお手頃な【CON-40(定価440円)】がおすすめです。万年筆に慣れてきた方や2本目の購入を考えている方は「CON-70」を検討してみるのも良いかも\(^o^)/
CON-70のコンバーターがどんな商品なのか気になる方は以下のmachoさんのブログ記事がおすすめです。
カクノを開封&使い方をご紹介


まずパッケージがめちゃくちゃ可愛いです!
カラーが全11色と豊富でどの色を購入しようか迷いましたが私はパステルブルーを選んでみました。





セット内容はこんな感じ


セット内容
- 万年筆本体
- カートリッジインキ(ブラック)
- 取扱説明書





カートリッジインキが1本入っているので直ぐに書き始められます


説明書も入っているので初心者さんはもちろん、小学生くらいの小さなお子さまも安心して使えます。
あと、とにかくこの顔が可愛すぎます!!




表情は3種類あって、私はどうしてもこのウインクしている顔が欲しくてこちらを選びました。


裏側は縦に溝が入っています。


横から見るとこんな感じ。


キャップのデザインもすごく可愛くてお気に入りです。
さすがグッドデザイン賞を受賞しただけあって、見た目もオシャレで見ているだけで癒されます。


小さなお子さまがキャップを誤飲してしまった時、窒息しないために通気口が3つ開いています。
キッズ向けの万年筆と言うこともあって見た目が可愛らしいですが、それでも全然子どもっぽくありません。



むしろ可愛くておしゃれなので大人が使っても違和感がありません
結構シンプルで洗練されたデザインなので高級感も感じられます。と言っても重厚感は感じられません。
初心者の私的にはこのくらいの高級感と親しみやすさが一番気兼ねなく使えて良いなって思いました。
コンバーターの使い方&インクの入れ方


カクノは専用のコンバーターを使用することで、好きな色のボトルインクを詰めて書くことができます。



先ほどもご紹介しましたが、カクノに対応しているコンバーターは『CON-40』です


中に4つほど丸い玉が入っています。
結構軽やかなでかわいい音がします。中にはこの音が気になる方もいらっしゃるので、実際に文字を書いてみて音が気になるのかも確かめてみたいです。
ではさっそく、コンバーターを設置してインクを入れてみたいと思います。
コンバーターの使い方


白軸を外し、万年筆本体の中にコンバーターを突きあたるまでグッと差し込みます。


コンバーター上部にあるノブを回して中にある黒いピストンを一番下まで下げます。


万年筆のペン先(ニブ全体)をインクに浸けます。この時ペン先がインク瓶に当たらないように注意します。


ノブを右に回してピストンを引き上げていきます。するとインクがどんどん吸い上がってきます。


インクが入りました。
もしインクが入らなかった場合、ニブをしっかりと全部インクに浸していない可能性があります。またstep2からやり直してみてください。


最後にニブの表面についた余分なインクをティッシュでサッと拭き取ります。


軸を本体につければ完了!
これでもう字が書けます!実際に書いてみましょう^^
実際に万年筆を使ってみた


キャップを開ける時はボディをしっかりと持って、反対側の手でキャップのくぼみに指をかけ、やさしくキャップをはずします。



ボールペンみたいに勢いよくキャップを外すとインクがあちらこちらに飛び散るので気を付けてください
キャップは六角形なので机の上に置いてもコロコロ転がっていきません。
かわいいお顔を上にして書いていきます。


三角形のグリップがめちゃくちゃ握りやすいです!!
公式HPに書かれていたのですが、
カクノのグリップの形状は丸みのある三角形。親指、人差し指、中指が自然と正しい位置にフィットするように設計されています。
カクノ公式サイトより引用
とのことで、初心者さんでも正しい持ち方ができるように工夫されているみたいです。



これなら小さなお子さまでも確実に正しい握り方ができますね!
小さなお子さまだけじゃなく、私のような超初心者には正しい握り方がわからないので、誰に教わるわけでもなく、自然と正しい位置に指がフィットするように設計されているのはありがたいです。
カクノEFの書き心地


使用したインクは以前こちらの【文具館コバヤシ静岡インク12色セットをレビュー!】でご紹介した、文具館コバヤシさんのオリジナルインク『駿河湾夏』です。
カクノのEFサイズの書き味は結構鋭さがあります!
私は極細字を選んだので結構カリカリと硬い書き心地ですが、インクフローが丁度いいのでサラサラインクが出てきて書いていて楽しいです!


カリカリとした書き心地だけどインクがサラサラと出てくるので滑らかに字が書けます。
本当に極細なので細かい字やイラストも難なく書けちゃいます。



これは買って良かったです!
これよりも太いF(細字)やM(中字)は紙への引っ掛かりが少なくてさらに滑らかに書けるとのこと。


カリカリとした書き味が苦手な方はFやMが良いかも。
EFの書き心地も好きですが、FやMの書き味も気になるので今度買ってみたいと思います!
可愛いお顔のニブを拝めながら文字を楽しく書けるなんて、とっても気に入りました!
追記!カクノのFサイズをレビューしました


さらに追記!カクノの線幅を比較しました


コンバーターの音について


コンバーターの音ですが、私は特に気になりませんでした。
なぜなら、文字を書いている時は全く玉の転がる音がしないから。むしろカリカリと書いている音の方が大きいです。
ただし、万年筆を振ると玉が動く音がします。万年筆を振りながら書く人なんていないので(インクが飛び散ります)普通に使う分にはコンバーターの音は気になりません。
ただ授業中や会議中でなるべく音を立てるリスクを減らしたい方はカートリッジインキか『CON-70』を使用するのが良いかもしれません。
カートリッジインキもおすすめ


セットについてきたカートリッジインキなら音がしないので静かな場所で使っても気になりません。
使い方も簡単で、万年筆本体にそのままグッと力を込めて差し込むだけ。
人気メーカーさんだけあって、替えのカートリッジインキはどの文房具屋さんにも高確率で売られているので、比較的入手しやすいです。
まとめ


万年筆ってなぜか大人の文房具と言うかビジネスマンが愛用しているイメージが強くて私的には敷居が高い印象でしたが、カクノのおかげで万年筆に対する印象がガラリと変わりました。
とにかく可愛くて、書き味も良くて大変気に入りました!
カクノ万年筆は子どもから大人まで愛用できる楽しい文具です!
見た目も可愛くて低資金で始められるので万年筆デビューにおすすめです。
また以下の記事にて、カクノのFとMサイズの書き味もレビューしています。




それではまた次回\(^o^)/